瑞冠・こわっぱ醸造元|山岡酒造株式会社

幻の酒米・亀の尾

幻の酒米「亀の尾」と山岡酒造

山岡酒造が醸す「こわっぱ」「亀かくし」などで使用しているお米は「亀の尾」という珍しい酒米です。

「亀の尾」は、明治30年(1897年)阿部亀次氏らにより冷害に強い品種として東北地方広く普及。

昭和に入り、栽培されていなかったが、1980年代に入り、酒米として復活。

漫画「夏子の酒」で話題を呼びましたが、栽培が難しく流通していなかったため、幻のお米「亀の尾」と呼ばれていました。

山岡酒造では、1987年、亀の尾の種子と出会いました。

中山間の農業地帯に立地する酒蔵の長所を引き出すため栽培に取り組み、30年以上にわたり、契約農家と共に酒米として栽培し、日本酒造りに使用しています。

是非こだわりの酒米「亀の尾」で醸したお酒たちをご堪能下さい。

亀の尾と清酒「こわっぱ」の由来

山岡酒造の手掛ける銘柄「こわっぱ」の原料米は、自社と契約農家で栽培する「亀の尾米」を100%。

山岡酒造が亀の尾で醸したお酒は、新酒時は酸味や渋みを伴う辛口酒。

そんなお酒も熟成の時を経てきめ細やかで切れの良い旨味の豊潤辛口酒に成長します。

その新酒時の味わいから、いたずら好きのやんちゃな子供をイメージ、また山岡酒造の隣の地区が「小童」(ひち)という地名をヒントに、純米吟醸「こわっぱ」と命名しました。小生意気な辛口の味わいが、芳醇旨口のお酒に成長します。

亀の尾を使ったお酒たち